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yuyuの日々

yuyuの日々

前付き合ってた人との破局



私とダーリンが出会ったとき、お互い彼、彼女がいました。
毎晩のようにみんなでつるんでパブに出かけたり、週末にどこかにエクスカーションにいくときも、当たり前のように一緒でした。

もちろんお互いの彼女のことや彼のことを話したりしたこともありました。
でも、私は彼女のことを話すダーリンをみて、なんだか嫉妬のようなものを覚えて、そんな自分を認めるのが嫌で、わざといろんなことを質問したりして、変な気持ちを静めていたのでした、、、。

自分のことももちろん聞かれましたが、当時私と元彼の関係は良くも悪くもなく、将来の話は出ていましたが、私自身、コレでいいのかと言う気持ちのほうが大きかったので、あまり回りの人には言いませんでした。
ただ、イギリスから帰ってきたら一緒にお店を出そう!ということだけは決めていました。結婚はまだ考えていませんでした、、、。

元彼は同業者の美容師で、超がつくほどカットが上手で、売り上げも余裕で何百万もいくような大型店での売り上げトップのカリスマ美容師でした。
かといって、決してチャラチャラしていなくて、面倒見もいいのでスタッフの誰からも好かれる本当に職人気質な人でした。私よりはひとつ年上で、きっかけは私が元彼のメインアシスタントだったことから仕事をいつも一緒にするようになって、付き合うのは自然の流れでした。

彼の力でアシスタントの私は1年半でスタイリストデビューという快挙を成し遂げました。今考えてもあのころは本当に良く頑張ったと思います。

朝7時から練習、掃除、営業、夜3時や5時は当たり前、店に寝泊りしたこともたびたびありました。
お休みの日もモデルハントやヘアーショウ、講習と、自分の時間もなく、
元彼ともデートなんてありませんでした。
でも一緒に店にいることができたので、まあそれですんでいたんでしょうけれど、、、。

でも元彼のことを尊敬の念のほうが大きくて、なぜか恋愛感情のほうが少ない気がしていたのは否めませんでした、、、。自分かうまくなりたくて自分の気持ちのほうはそっちのけにしていました。

それから私が副店長まで昇格したころ、二人は目の回るような忙しさに身を任せていて、すっかりカップルのような生活ができなくなっていたのです。

もともと元彼は店長で、私は他店の副店長でした。休みもなく、シフト制なので二人の休みも合いません。合ったらそれは寝て終わってしまうか、買い物に忙しくて映画を観たり美味しいものを食べたりといったことはできませんでした。会話の内容も次のシーズンのキャンペーン対策やアシスタントの養育論とか、カット議論と言ったものばかり。

5年近く付き合っていたのに、デートはいったいどこにいったのか覚えていないほど、何もしませんでした。時だけがただ、過ぎてしまったような感じでした。今思うと、手をつないでいた記憶さえありません、、、。

イギリスに行ってから、忙しさのせいかどうか知りませんが、連絡も来なくなりました。私もメールはしていたのですが、返事がないので徐々に送らなくなってしまいました。気持ちがすっかりお互いさめてしまったようです、、、。

留学する当日も、仕事を休めない元彼はじゃあ頑張って、と電話でいったきり、見送りも無し。私が電話で留守電にじゃあいってきます、と録音したぐらいでした、、、。

なんだったんだろう、、、。いい人だったなあ~。先輩で終わってしまった。

あとで電話して、別れることを告げたら、
「もうイギリスに行ったときからもう帰ってこないだろうと思ってた。」と言われてしまいました。感じていたんですね、もうお互いに心がなかったことを。
「いろいろしてあげられなくてごめんね、今までありがとね。」

「ごめんね」

であっさりと終わってしまいました。



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